会員からのお便り

鹿児島県にお住いの会員、山畑克己様よりお便りをいただきました。

タイトル:高速増殖炉という名称

APASTのみなさんこんにちは。

20110311以前の自分は柳田邦男先生著のマッハの恐怖のラジオドラマに感銘して航空機事故や鉄道事故関連の様々な書籍で勉強させていただいておりましたが、原子力発電については大きな事故になったら大量の放射性物質を撒き散らすとんでもない代物だから廃止すべきといった程度の認識しかなくて圧力容器とか格納容器といった用語すら知りませんでした。

高速増殖炉についてもプルトニウムを高速に大量生成可能なものであることからの命名と勘違いしていたような始末でFast Breeder Reactorの日本語訳名称と知ったのも20110311以降のことです。
なぜこんな勘違いをしていたのか明確には記憶していませんが、朝日新聞社か毎日新聞社から刊行されていたモボモガ大衆文化から自然科学分野まで幅広く取り上げた昭和の日本全集的なものの中の常陽やもんじゅの説明を読んでからではないかと考えております。
時期的にはTMI事故の前でしたので一般向けの書籍では突っ込んだ記述は難しい面もあったと思いますが、自分のように間違った認識を持つような者がいたということは高速増殖炉という名称はあえてミスリード覚悟の紛らわしいものにしたのかと勘ぐりたくなります。

以上、何ともまとまりのない書き込みになってしまいましたが、とりあえず一筆。

山畑克己様、お便りありがとうございました。
機会があればまたお寄せください。
お待ちしております。

会員からのお便りを公開いたします

APASTでは今年度からのもう一つの新しい取り組みとして、掲載許可をいただいた会員からのお便りを公開いたします。
会員の皆さんからの問題提起の場、会員同士の議論のきっかけになればよいと思っています。

公開を希望する方は「公開希望」のメッセージを一言添えて、「お問い合わせ」からお送りください。
会員の皆様からのお便りをお待ちしております。

APAST Essay_003A 「地震多ければ人多し」

地震多ければ人多し
著者 NPO法人 APAST 筒井哲郎

1.人は地震の多いところに集まる
今、文化庁長官の青柳正規氏のチームがイタリアのヴェスヴィオ火山の北麓の町ソンマ・ヴェスビアーナ市を発掘調査している(注1)。先日、テレビを見ていたら偶然その発掘現場のルポルタージュがあった。紀元79 年の大噴火では南麓のポンペイが壊滅し、ローマ帝国艦隊司令長官の任にあった大プリニウスが火山性ガスに巻き込まれて中毒死したものと推定されている(注2)。青柳のインタビュー発言によれば、その噴火の後に北麓のヴェスビアーナに人が住み、この山を神の山として崇める神殿を築いたそうである。

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APAST Essay_003A

APAST Essay_002A 「社会から拒否される技術」

社会から拒否される技術
著者 NPO法人 APAST 筒井哲郎

1.トリチウム分離技術の公募説明会
6月3日(火)午後、御成門の近くのビル内で、資源エネルギー庁と三菱総合研究所による標記の説明会があった。これは、汚染水対策のための昨年から行われてきた一連の技術公募で、国際廃炉研究開発機構(IRID)が行ってきたものの一環である。第1回は昨年10月23日締切のもので、わたしも2件応募した。第2回は本年1月31日締切のもので、わたしも3件応募した。第3回の5月締切のものはパスしたが、今回は7月締切のものである。東芝製多核種分離装置(ALPS)が順調に動いても、62の核種の放射性物質は除去できるが、化学的挙動が水と同じトリチウムは除去できない。地下水が毎日400t建屋内に流入するために、トリチウム含有処理水が毎日同量増えていくので、凍土壁が順調にでき上がって地下水の流入をブロックしても、80万tは貯まる見込みである(トリチウム濃度は10の6乗Bq/Lレベルという高いものである)。

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APAST Essay_002A

APAST Essay_001A 「理学と工学」

理学と工学
著者 NPO法人 APAST 筒井哲郎

1.大飯原発再稼働差し止め判決
去る5月21日に福井地方裁判所で下された、大飯原発再稼働差し止め判決の「判決要旨」は胸のすく名言に溢れていた。一面、わたしと仲間は「恥ずかしいね」と言い交わした。というのは、日ごろ原子力規制委員会・規制庁の官僚や原発推進側の学者たちと論争していると、「原発のコストが火力発電所のコストと比べて高いか安いか」「確率的安全評価から、地震・津波・火山の頻度は1万年に1度であるべきか、10万年に一度か」「過酷事故対策用の消防車は計画通りに原子炉へ注水できるか」などと、次元の低い議論をしてきたからである(心ならずも)。今後、この判決文が憲法のような規範になることを期待したい。

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APAST Essay_001A

APAST Report_001A 「東海第二原発は安全か?」

東海第二原発は安全か? ~適合性審査の内容を問う~
著者 NPO法人 APAST 後藤政志/筒井哲郎

1.福島第一原発事故の教訓
福島第一原発では、事故後3年間経ったが、未だ収束の目処が立たない。
汚染水の漏洩、海洋流出、ALPSの故障、トリチウム不処理、デブリ位置不明、高線量被ばく。事故原因も未確認の事柄が多々あり、重要な未解明問題があることは、東京電力をはじめ規制機関や研究機関も認めている。また、東海第二原発は炉心溶融までには至らなかったが地震・津波の影響を直接受けた“被災原発”として詳細な評価検証が必要であるが、未解明問題の具体的な検討結果が十分示されてはいない。

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APAST Report_001A

レポートとエッセイ

APASTでは今年度からの新しい取り組みとして、会員からのレポートやエッセイなどを積極的に公開することにしました。

PDFファイルで公開いたしますので、ダウンロードして御覧下さい。著作権はそれぞれの著者にありますが、皆様の勉強会等の資料として広くお使いいただいてかまいません。その際はご一報いただけると幸いです。。

APASTの新しい取り組みに、是非ご期待ください。