APAST Essay_024A 「熊本平成群発地震に思う」

熊本平成群発地震に思う
著者 市民科学者 橋本正明

 今回の熊本を中心とした群発地震の始まりの大余震から1ヶ月が経過した。これまでに観測された震度1以上の有感地震は1400回以上、これは阪神淡路大震災以降の日本において最多の数字とされている。確かにこれだけの群発地震は我々の『記憶』には無い。しかし類似の地震現象はこの地方には古くからあったようであるし、高々ここ数十年のデータで悠久に営まれてきた地殻変動をさも『見切った』かのように断じて判断するのは多分に危険であるだろう。そしてもう一つ上記に付随して特筆すべきことがある。それは耐震建築基準を満たした住宅であっても大余震での震度7を耐えた後に再度本震での震度7の直撃を受け倒壊してしまったことである。我々はまたしても『想定外』に直面してしまったのである。つまり『震度7は二度続けて来ることは無い』という経験上における暗黙の大前提が崩れ去ってしまった事実をこれは意味するのである。

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APAST Essay_023A 「原発推進者たちのダブルスタンダード」

原発推進者たちのダブルスタンダード
著者 NPO法人 APAST 筒井哲郎

1.サミットと福島の作業自粛
 福島第一現場では、伊勢志摩サミット期間中、必要最小限の作業以外を止めると東電は言っている(注1)。他方、川内原発は近隣に地震があっても止める必要はないと原子力規制委員会も県知事も言っている。原因がテロであれ、事故であれ、起きてしまえば、原発が静止中よりは運転中の方が放射能放出量が格段に多い。したがって優先順位として、福島以上に川内を止めることが急務である。

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